
2020/04/15
酪農家さまのお悩み。
こんにちは。
日本アクアバイオ株式会社の宮野入です。
いつもお読みくださりありがとうございます。
前回のつづきです。
酪農家さまの課題のひとつである、
悪臭の対策について発信していきます。

悪臭というといろいろなものがありますが、
酪農経営における悪臭とは、
アンモニアや硫黄化合物、硫化水素に起因します。
発生場所としては畜舎、排水処理施設、
堆肥化施設などで、そこから発する悪臭や、
また一定期間貯留したスラリーを、
草地や飼料畑に散布する際の悪臭も、
大きな課題となっています。
例えば、貯留槽に溜められたスラリー状のふん尿が、
嫌気発酵する段階で強烈な臭気を持った状況を
つくり出します。
好気処理をしていけば酸化分解され、
悪臭の解消に向かいます。
乳牛スラリーの処理方法の一つに曝気装置による
酸化処理を行って、液肥化する方法があります。
この液肥化の際に得られる、ネオトルネーダーの
悪臭の抑制効果と、酸化処理能力を評価するため、
試験を行いました。

試験開始直後からアンモニウムイオンが
著しく減少し、代わりに硝酸イオン、
亜硝酸イオンが増加しているのがわかります。
これはネオトルネーダーの硝化処理が、
非常に短期間で働きかけることを示しています。
この状態になれば飼料畑に散布しても、
作物に吸収しやすい液肥として使用できます。
設置からすぐにアンモニアの酸化分解が
見られるため、本試験では3日ほどで、
悪臭は消えました。
アンモニアの酸化分解への働きかけが早ければ
早いほど、悪臭への効果も早く得られますから、
酪農家さまだけでなく、周辺環境へのメリットも
非常に大きいと思います。
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